択一式対策に強い行政書士通信講座は？ダントツの1社はココ！

行政書士試験で最も多く出題される問題形式は択一式です。本試験では全60問中54問、つまり全体の9割がこの形式となっています（残り6問のうち3問が多肢選択式、3問が記述式）。

したがって行政書士試験の対策で最も力を入れるべきは択一式であると言って良いでしょう。しかしその出題範囲は膨大であり、かつ限られた時間で多数の選択肢を読み解く必要があることから、独学で対応するのは非常に困難です。

そこで行政書士試験の対策講座が役立ちます。今回は通信講座の主要13社の中でも択一式対策に強い行政書士通信講座について調査・解説しました。ぜひ参考にしてみてください。

択一式対策に強い行政書士通信講座

択一式対策に強い講座かどうかを見極めるには「択一式対策に特化した学習プランを提供しているかどうか」をチェックするのが一番です。もしそういったプランを提供しているのであれば択一式対策に強い講座であると判断できます。

択一式対策に特化した学習プランの有無について主要13講座を調査しました。その結果は次の表の通りです。

以下ではアガルート・LEC・伊藤塾の択一式対策特化プランについて解説します。

アガルートでは次の択一式対策特化プランを提供しています。

プラン名称	受講料
総まくり択一1000肢攻略講座（全科目対象）	38,280円
短答過去問解説講座（全科目対象）	65,780円

「総まくり択一1000肢攻略講座」は択一式での出題が予想される重要選択肢1,000個の問題演習講座です。27時間の講義を通じて合格に必要な知識を効率的に復習できます。

「短答過去問解説講座」は平成25年以降の行政書士試験に出題された過去問全問を解説する講座です。全ての肢を1つずつ解説するため「わからない」を残しません。62時間の講義の中で正解するためのノウハウも習得できます。

『択一式対策完成への問題』解説講座は公務員試験・司法試験といった他試験から行政書士試験でも出題されそうな問題をピックアップし対策する36時間の講座です。行政書士試験の過去問だけでは不足してしまう知識を補い、得点力アップを図ります。

INFO

アガルートの上記3つの択一式対策特化プランはいずれも全ての科目を対象としています。また解説講義が付属しており、その時間は合計で125時間です。

プラン内容が他社よりもずっと充実していることから、択一式対策を集中的に行いたい場合はアガルートを受講することが勧められます。

LECでは次の択一式対策特化プランを提供しています。

プラン名称	受講料
民法択一60問解きまくり講座通信Web	27,500円

「民法択一60問解きまくり講座」はさまざまな内容の民法択一問題に取り組むことで実戦力を高めていく講座です。直前期に取り組むべき講座の1つとして提供されています。

INFO

LEC行政書士講座の「民法択一60問解きまくり講座」はその名の通り民法のみを対象とした択一式特化プランです。講義は全体で18時間と充実しているものの、他の法令は対象としていませんので注意してください。

伊藤塾では次の択一式対策特化プランを提供しています。

プラン名称	受講料
肢別完成問題集 Web講義付き	3,800円

「肢別完成問題集 Web講義付き」は行政書士試験の過去問のうち択一式問題を選択肢別に分解し、一問一答形式の問題集としたものです。平成18年度から令和4年度までの全過去問を収録しているため、択一式の過去問を広く浅く押さえることができます。

INFO

伊藤塾行政書士講座の「肢別完成問題集」にはWeb講義がついていますが、こちらは学習する上での注意点や問題集の使い方を説明するもので、講義時間は全部で30分にとどまっています。

収録されている問題の1問1問を解説するわけではありませんので注意してください。

今回は択一式対策に強い行政書士通信講座について解説しました。主要13社のうち次の3社が択一式対策に特化した学習プランを提供しており、まさに「択一式対策に強い」講座であると言えます。

3社の中でもアガルートが提供している択一式対策特化プランは全科目を対象としており、十分な解説講義が付属している点で伊藤塾・LECのプランに勝っています。

択一式対策を強化し、揺るぎない実力を身に付けた上で本試験に臨みたい方はアガルートの択一式対策特化プランをぜひ活用しましょう。